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【  2014年06月  】 

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大人のための「シンデレラ」(1話完結)

大人の童話シリーズ      (基本1話読切)

2014.06.30 (Mon)

  魔法使いのおばあさんに作ってもらったかぼちゃの馬車に乗り、シンデレラが城に入った途端、周りはしんと静まり返った。 そして、シンデレラのあまりの美しさに人々の視線は一斉に彼女に向けられた。「――私と踊っていただけませんか、お嬢さん」 沈黙を破ったのは王子だった。「はい。喜んで」 王子と踊るのは楽しかった。王子は片時もシンデレラの側を離れず、ずっとシンデレラと踊り続けた。 気づくともう夜中の11時45...全文を読む

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大人の童話シリーズ゙について(最初にお読みください)

大人の童話シリーズ      (基本1話読切)

2014.06.30 (Mon)

 「そして娘は王子様と結婚しました。めでたしめでたし」王子様と結婚なんて夢みたい。でも、王子様って本当はどんな人なんだろう…。この大人の童話シリーズでは、世界の有名な童話に、R指定のつかない程度のベッドシーンなど際どいエピソードを付け加えたものです。R指定のつかない程度です。多分。あまり期待なさらないでください(笑)エピソードを付け加えることで、ストーリーやエンディングが全くオリジナルと異なったり、逆...全文を読む

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リオラ 8(最終回)

美理衣&ルーゼン 第11章 番外編 リオラ(8話完結)

2014.06.29 (Sun)

 注:こちらは最終話です。今回、第7話と8話(最終話)を同時にアップしました。7話をお読みでない方は、先に7話をお読みください。「ルーゼン様、フォールスさんって知っていますか?」 美理衣はルーゼンの裸の肩に頭を乗せながら訊いてみた。「一番部隊の副隊長だろう。……なぜお前が知っている?」「なんか、とても素敵って……って、あの、リオラさんが好きって言ってたので!」 ルーゼンの前では他の男性を褒めるなという言...全文を読む

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リオラ 7(全8話)

美理衣&ルーゼン 第11章 番外編 リオラ(8話完結)

2014.06.29 (Sun)

 「そんなひどい目に合わされたんですか!?」 美理衣はひどく驚いた様子だった。「男限定なのを分かっていて応募した私が悪かったですから…」「でも、17歳の女の子をそんな殴ったり蹴ったりするなんて…」「いえ、ここは国の主である国王や国王妃のおられる場所です。それくらい慎重なのは当然です。私が選考した兵士だったら、ルーゼン様やミリー様をお守りするため、同じことをしていたと思います」「そういうものなんですか……」...全文を読む

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リオラ 6(全8話予定)

美理衣&ルーゼン 第11章 番外編 リオラ(8話完結)

2014.06.28 (Sat)

  元々、無茶なのは承知だった。だが、ただルーゼン国王陛下が新しく迎えられたお妃様のお役に立ちたかった。 自分は武術しかできない。国王妃の警護の募集は男限定だった。それなら、自分が男になるしかない。 名前をリオと偽り、男装して警護志願者として潜り込んだ。1次選考、2次選考、3次選考まで進み、遂に最終選考まで残ることができた。だが、そこで、ルーゼン国王に女だということを見抜かれた。 兵士たちに連行され...全文を読む

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リオラ 5(全8話予定)

美理衣&ルーゼン 第11章 番外編 リオラ(8話完結)

2014.06.27 (Fri)

  「ねえねえ、リオラさんって好きな人いるんですか?」 国王妃である美理衣の中庭散策の護衛中に、リオラは美理衣からその可愛らしい無邪気な顔で訊ねられた。「え…」 咄嗟にリオラの頭に浮かんだのは、ルーゼン国王陛下だった。集団の男たちに襲われた時に助けてくれたあの強さ。さすがに名乗りはしなかったが、その男性が肩にかけてくれた上着のポケットの中の王族しか持てないという金色の紋章型の胸章は今でも大切に持って...全文を読む

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リオラ 4(全8話予定)

美理衣&ルーゼン 第11章 番外編 リオラ(8話完結)

2014.06.26 (Thu)

 昨日、2つの記事を更新して新しい方(夢日記の方)が上に来ていましたので、「リオラ」の更新に気づかず、読み逃していらっしゃる方がいるかもしれません。(特にスマホ表示の方)一応、前回のストーリーはこちら→「リオラ 3」  その後、リオラは、宿舎も与えられるというバラゼン伯爵家の私兵として志願し、見事にそれに合格した。 だが、バラゼン伯爵家の私兵は長くは続かなかった。 女だからというだけで、仲間の兵士か...全文を読む

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夢日記 冷徹社長にドッキリを仕掛けたら…?

★読切!(ショートショート・短編) 高校生の恋愛・大人の恋愛・ ファンタジー等

2014.06.25 (Wed)

 2009年07月24日 (金) に私が実際に見た夢です。あるテレビ番組の企画。有名人ではなく、一般の人にドッキリをしかけ、その人に本音を言わせようとするちょっと悪趣味な企画です。ドッキリ対象者に選ばれたのはある会社社長。歴史もあり、社員は多いけど、役員は全部親戚というような会社の社長。社長は60歳代だけど、まだまだ現役で、わがままで、人の話を聞かないことで有名。大正時代に建てられたという洋館に妻と2人で住んで...全文を読む

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リオラ 3(全8話予定)

美理衣&ルーゼン 第11章 番外編 リオラ(8話完結)

2014.06.25 (Wed)

  その時だった。「何をしている!?」 1人の男が裏道に入ってきた。「なんだ、貴様、邪魔をする気なら貴様も叩きのめしてやる!」 男が棒を持ち、殴りかかった。――が、その男はそれをかわし、男の腹に一撃を食らわした。男が「う…っ」と呻いてうつ伏せに倒れる。「貴様――!」 他の男たちもリオラから離れ、一斉に男に殴りかかった。だが、その男は、男たちの拳を軽くかわし、次々と男たちを素手で倒していった。「大丈夫か?...全文を読む

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リオラ 2(全8話予定)

美理衣&ルーゼン 第11章 番外編 リオラ(8話完結)

2014.06.24 (Tue)

  祖父に言われたとおり、毎日の稽古は厳しかった。だがリオラはめきめきと頭角を現し、10歳の頃にはすでに大人の男と対等に戦えるほどになった。 また、祖父は、武術の稽古だけでなく、礼儀作法にも厳しかった。「常に身の回りには気を配れ。また、それは、相手に気を遣うことでもある」 それが祖父の口癖だった。 そんな折、両親が交通事故で他界した。その時初めてリオラは涙を見せた。「リオラ。これをお前にあげよう」 ...全文を読む

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リオラ 1(全8話予定)

美理衣&ルーゼン 第11章 番外編 リオラ(8話完結)

2014.06.23 (Mon)

 作者注本来、この作品は美理衣&ルーゼン「第12章」の予定だったのですが諸事情により、11章の番外編扱いとさせていただきます。「美理衣&ルーゼンシリーズ」の作品ですが、その中の主要登場人物の一人、少女兵士リオラの幼少時代、美理衣たちと出会う以前からを描いているので、「美理衣&ルーゼン」シリーズを読んだことのない方、最初は読んでいたけれど、最近のは読まなくなってしまわれた方でも読みやすいかと思います。...全文を読む

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読切! もどかしい距離(ピュア&甘々系。高校生の恋愛)

★読切!(ショートショート・短編) 高校生の恋愛・大人の恋愛・ ファンタジー等

2014.06.22 (Sun)

 「暑いな。コンビニでアイス買ってく?」 孝之くんの提案で、学校の帰り道にコンビニでアイスクリームを買った。 孝之くんはチョコチップ。私は抹茶。共にカップアイスだ。 レジでは孝之くんが2つまとめて支払ってくれたけど、私はコンビニを出てからお金を出そうとした。「いいよ、これくらい」「でも、お互いバイトしてないし。じゃあ、100円だけ」 税込108円のアイスクリーム。私は100円玉を無理に孝之くんの手の...全文を読む

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読切! 過去を変える(現代からのタイムスリップもの)

★読切!(ショートショート・短編) 高校生の恋愛・大人の恋愛・ ファンタジー等

2014.06.21 (Sat)

  竹本朋子は取引先の海外支社に送る書類のコピーを取っていた。 コピー、お茶くみ、書類作り、外国からのメールや電話応対……。 毎日が同じ日々だった。 思えば、高校時代は輝いていた。 毎日新しいことを学び、友達と遊び、部活も頑張り……。 高校卒業から10年以上が経ち、あの頃の友達もみんな結婚してしまったので、連絡を取るのは一年に一度、年賀状くらいになってしまった。「高校時代に戻りたいな……」 朋子はコピー機...全文を読む

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読切! 面倒な彼女(ツンデレ少女と純情少年。高校生の恋愛)

★読切!(ショートショート・短編) 高校生の恋愛・大人の恋愛・ ファンタジー等

2014.06.20 (Fri)

 「佐野さん、次の日曜日、C’zのライブ行かない!? 兄貴が彼女と行く予定だったんだけど、彼女と別れちゃってさ。俺にチケット譲ってくれるって言うんだ」 朝、俺は教室に入ってきた佐野綾美を誘った。彼女はC’zの曲が好きだったはずだ。「えー? 次の日曜? そういうのはもっと早く言ってくれないと……。日曜は私もお姉ちゃんとショッピングに行く予定あるし」 佐野さんは自分の座席に座り、面倒そうに俺を見上げた。 佐野さ...全文を読む

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読切! この胸の痛み(高校生の恋愛。片思い。切ない系)

★読切!(ショートショート・短編) 高校生の恋愛・大人の恋愛・ ファンタジー等

2014.06.19 (Thu)

  高校2年のクラス分けで、私が彼――安藤くんを知った時には、すでに安藤くんはいつも山村さんと一緒にいた。 いや、むしろ、山村さんといつも一緒にいる男子がいるなと思ったら、それが安藤くんだったという方が正しいかもしれない。 クラスが変わり、1年の時の友達はみんな違うクラスに行ってしまった。 人見知りの激しい私は、なかなかクラス内に友達ができず、昼食を食べる相手もいなかったので、昼休みはいつも隣の教室で...全文を読む

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読切! 帝の御前にて(平安時代・王朝風物語)

★読切!(ショートショート・短編) 高校生の恋愛・大人の恋愛・ ファンタジー等

2014.06.18 (Wed)

  時は平安後期。 ある夜、帝を前に、貴族の男たちや侍女たちが雑談をしていた時だった。「帝、ようやく雨が上がりました模様でございます。月が見えてまいりました」 一人の男性貴族が言った。「そうか。春は色鮮やかな花が美しく、秋は月や虫の音、赤く染まる木の葉が美しいが、この五月雨の季節は何の風情もなく、実につまらん」 帝が退屈そうに答えた。「実際、延喜5年(905年)に編まれた古今和歌集でも、春を詠む歌、秋を...全文を読む

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いろいろ自信喪失。(一部訂正)

未分類

2014.06.18 (Wed)

 一気に落ちました。いろんな意味で。放っておいても、その内浮上する程度だと思いますので、放っておいてやってください。って、ホントに放置されると、それはそれでまた落ちます。←なんの脅迫ランキングがFC2もブログ村も「ファンタジー小説カテゴリー」だけなんですが、「恋愛小説」と半々にしようかとも考えているんですが、そうすると、ランキングが落ちますよね…。今、ランキングが落ちると、浮上できなくなるほど落ちていき...全文を読む

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読切! ある平安貴族の一夜 五月雨~紫陽花(平安王朝風物語)

★読切!(ショートショート・短編) 高校生の恋愛・大人の恋愛・ ファンタジー等

2014.06.17 (Tue)

  時は平安後期。 貴族の男たちは、夜な夜な、愛する女性のもとへ訪れ一夜を過ごしていた。「愛する女性」――それは必ずしも一人とは限らない。むしろ複数の女性を愛することが一般的であった。 しかし、当然のことながら、我が身は一つ。 一人の女性のもとへ訪れた夜は、他の女性たちのもとを訪れることはできない。 五月雨(梅雨)の日の夜、ある平安貴族は長らく一人の女性のもとへ訪れていなかったことをふと思い出した。「...全文を読む

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深く青い色の髪(異国ファンタジー・神話系) 10(最終回)

深く青い色の髪 異国・神話系(全10話完結)

2014.06.16 (Mon)

  気づくと、セシルはキトと共に浜辺にいた。「セシル!」 再びキトがセシルを抱きしめた。「村一番の美しい金色の髪だったのに、こんな色にされてしまって可哀想に……」 セシルは自分のキトの腕の中で、自分の髪をすくい上げてみた。「でも……。海の色だわ。深くて、静かで、孤独な海の色……」 結婚の儀式はつつがなく執り行われ、セシルはキト共に幸せな日々を送っていた。 子宝には恵まれなかったが、キトはセシルを心から愛し...全文を読む

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作者より。ブログトップページが長い件

未分類

2014.06.15 (Sun)

 「ノベル用テンプレート」というのは、本来、ブログに小説を連載する際に、通常のテンプレートよりも読みやすく・分かりやすくするために考案されたものだと思うのですが、私のブログトップページはスクロールしないと全部分を表示しないというなんだかとんでもない状態になっております。(他のノベルテンプレを使っていらっしゃる作家さんたちのブログはとてもすっきりしているのに…)が、しかし。今連載中の作品が完結した際に...全文を読む

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深く青い色の髪(異国ファンタジー・神話系) 9(全10話予定)

深く青い色の髪 異国・神話系(全10話完結)

2014.06.15 (Sun)

 「これで充分に分かっただろう、小僧」 今まで沈黙を続けていたラメールが言った。「言ったはずだ。セシルの体は私の体と交わり、セシルは我々と同じ不老不死になった。この青く美しい髪が何よりの証だ。仮にセシルを連れて陸の世界へ戻れば、セシルの髪の色や一向に衰えない容姿は、奇怪なものとして、人々の好奇の目に晒されるだろう」「他の人間にどんな目で見られようと、セシルは僕が守る!」「セシルは不老不死だ。お前は自...全文を読む

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深く青い色の髪(異国ファンタジー・神話系) 8(全10話予定)

深く青い色の髪 異国・神話系(全10話完結)

2014.06.13 (Fri)

  どれくらいの時間が流れたのだろうか。 海の底では昼も夜も分からない。 セシルはただラメールに抱き続けられた。 初めての夜は、恥ずかしさと屈辱でいっぱいだった。 だが、今は、恥ずかしさは残っているものの、不思議と屈辱は感じなかった。 ラメールは、常にセシルを優しく抱きしめ、片時も離そうとしなかった。 自分もラメールの一族となったからだろうか、最初はとても冷たかったラメールの体の温もりが心地よくすら...全文を読む

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物書きさん及びその他全ての創作者の方に。作者より

作者より

2014.06.12 (Thu)

 FC2のファンタジー小説ブログランキング2位、ブログ村のファンタジー小説ブログランキング4位と私などがこんな上位でいいのでしょうか。応援クリックしてくださっている方、本当にありがとうございます。すごく励みになります。と言いつつ、今日は休載です。←おい。小説などの作品で賞を取ることを考えている方はきっとご存知であろう「公募ガイド」という月刊雑誌。Twitterをされていらっしゃる方はその「公募ガイド社」のツイ...全文を読む

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深く青い色の髪(異国ファンタジー・神話系) 7(全10話予定)

深く青い色の髪 異国・神話系(全10話完結)

2014.06.11 (Wed)

 「キト……」 あんな硬く冷たい表情のキトを追うことはセシルにはできなかった。「馬鹿な男だ。この城から出たところで、こんな海の底深くから自力で陸に上がれるとでも思っているのか。そんなことくらい、水難救助の訓練を受けていれば分かるだろうに。それとも――自ら死を選んだか」 ハッとしてセシルはラメールを見上げた。「そんな! 彼を助けて! 昨日のように、無事に陸まで送り届けてあげて!」「あの男がこの海で死にたい...全文を読む

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深く青い色の髪(異国ファンタジー・神話系) 6(全10話予定)

深く青い色の髪 異国・神話系(全10話完結)

2014.06.10 (Tue)

 「なんだ、こんなところまで連れてきて! セシルに会わせろ!」 キトの声が聞こえた。 セシルはラメールの命令通り、部屋の外で待機していた。 ラメールがセシルを呼べば、部屋に入ることを約束させられている。「セシルは、もうお前になど会いたくないと言っている」 ラメールの落ち着き払った声に、「嘘だ!」 間髪を入れず、キトがラメールの言葉を否定した。 キトは今でも私の気持ちを信じてくれている……。 セシルの瞳...全文を読む

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深く青い色の髪(異国ファンタジー・神話系) 5

深く青い色の髪 異国・神話系(全10話完結)

2014.06.08 (Sun)

  気づくとセシルはベッドに横たわっていた。 そうだ、昨夜、あの男に……! 恥ずかしさと屈辱がこみ上げてくる。 涙がこぼれそうになり、思わず顔を横に背けて、ハッと気づいた。 青い長い髪が流れるようにベッドの上に乱れている! ラメールの髪だ! 思わず体を起こし、左右を見るが、ラメールの姿は見えない。「あの青い髪は……?」 気のせいだったのだろうか。 部屋に手鏡が置いてあることに気づいた。さぞ疲れ果てた自分...全文を読む

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深く青い色の髪(異国ファンタジー・神話系) 4

深く青い色の髪 異国・神話系(全10話完結)

2014.06.07 (Sat)

  城の中には魚や他の海洋生物はおらず、また、海藻が生えているわけでもなく、地上にいるのと何も変わらない気がした。「お腹が空いただろう。食事を用意させよう」 セシルが通されたのは、大きなテーブルと豪華なソファーのある部屋だった。 村長の娘であるセシルの家も、他の村人の家に比べると豪華な屋敷であったが、それとは比較にならないほどの部屋だ。 ラメールがセシルに座るよう促し、セシルが座るとラメールもその隣...全文を読む

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深く青い色の髪(異国ファンタジー・神話系) 3

深く青い色の髪 異国・神話系(全10話完結)

2014.06.06 (Fri)

 「私は……」 セシルは背後から回されたラメールの腕にそっと手を添えた。「あなたの妻となります……」 自分の声が震えているのが分かった。キトは無言だが、両手の握りこぶしがやはり震えているのが見える。キトの顔を見ることはセシルにはできなかった。「これで分かったか。小僧、立ち去れ。言っておくが、どんなに海の底まで探そうとも、人間には私の城を見つけることはできない。もちろん、セシルもだ」「ぐっ……! やめろ……!...全文を読む

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深く青い色の髪(異国ファンタジー・神話系) 2

深く青い色の髪 異国・神話系(全10話完結)

2014.06.05 (Thu)

  ラメールが腕を伸ばし、何かを引き寄せるような仕草をした瞬間、キトの顔が苦しそうに歪んだ。 だがそれは一瞬のことで、キトの表情が驚きに変わった。「海の中なのに息ができる……? 声も……!」「キト!」 キトがセシルの声に気づいた。「セシル!」 セシルはキトに向けて両腕を思い切り伸ばした。だが、ラメールがその腕を掴み、背後からセシルを抱きしめた。ラメールの冷たい腕と体に思わずゾクッとする。「やめて! 離し...全文を読む

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深く青い色の髪(異国ファンタジー・神話系) 1

深く青い色の髪 異国・神話系(全10話完結)

2014.06.04 (Wed)

  世界の果てまで続くと言われる大海に臨む、ある小さな漁村。村の人々は昔から海で魚を釣って暮らしてきた。 セシルはその村の村長の娘である。セシルは家から駆け足で浜辺に向かい、海を眺めた。「キトー!」  幼馴染であり、つい最近婚約の誓いも交わしたキトは、漁師ではなく、水難救助隊の一員である。 今は訓練中で、沖に出ているが、キトの姿ならすぐに見つけられる。 キトもセシルの声に気づき、すぐに浜辺に戻ってき...全文を読む

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Sha-La

Author:Sha-La
普段はうつ病カテに棲んでいます。。。

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