「★短編集11~30話までの作品(完結)」
奴隷になった娘 異国系物語(全19話完結)
奴隷になった娘 9
その後、ラティルにお茶を入れたり、ラティルの部屋を掃除したりしている内に時間が過ぎた。
「――そろそろ寝るか」
ラティルの声に、クレアは奴隷用の寝室という4人部屋を思い出した。
昨日までは、狭かったが自宅の自分だけの部屋のベッドで眠っていたのに…。
クレアはラティルに頭を下げ、寝室に下がろうとした。だが、ラティルがクレアの腕を掴んだ。
「待て。今日からお前の寝床は俺のベッドだ」
「えっ!?」
驚くクレアにはお構いなしに、ラティルはクレアの腕を掴んだまま隣の寝室へと連れて行った。
寝室の扉を開け、クレアを中に入れると、ラティルは扉を閉めて灯りを点けた。
「私……私……奴隷用のベッドがありますから……!」
上着を脱ぐラティルの横を駆け抜け、クレアは寝室の扉に向かおうとした。
「ダメだ。300万テスは、俺の夜の相手を務める金額も含めて支払った金だ」
扉に向かうクレアの腕が掴まれた。
「離して!」
クレアは必死に抵抗したが、ラティルの力は強く、ベッドまで引きずられるように連れて行かれた。
「…………っ!」
ラティルは無言のままクレアをベッドに押し倒した。
「やめて! 離して!」
なんとかベッドから起き上がろうとするクレアにラティルが薄く笑った。
「往生際の悪い娘だな。自分の立場を分かっているのか? お前は奴隷だ。俺の言うことに逆らうな」
そう言ってラティルはクレアの首筋にキスをした。同時に、服の上から胸が触られるのを感じた。
「いやっ!」
クレアは全力でラティルを突き放し、寝室の扉へ向かって走った。必死にドアノブを回すが扉は開かない。
「無駄だ。鍵をかけてある。お前はお前の意思ではここから出られない」
その言葉はクレアにとって死刑宣告のように響いた。
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作者より
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「私……私……奴隷用のベッドがありますから……!」
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「ダメだ。300万テスは、俺の夜の相手を務める金額も含めて支払った金だ」
扉に向かうクレアの腕が掴まれた。
「離して!」
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「往生際の悪い娘だな。自分の立場を分かっているのか? お前は奴隷だ。俺の言うことに逆らうな」
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「いやっ!」
クレアは全力でラティルを突き放し、寝室の扉へ向かって走った。必死にドアノブを回すが扉は開かない。
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- ジャンル:[小説・文学]
- テーマ:[自作小説(ファンタジー)]
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