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「★短編集3~10話までの作品(完結)」
キンセイから来た人(SFラブコメ) (全10話完結)

キンセイから来た人 第4話(ラブコメ・ファンタジー・全10話予定)

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 私たちが私のマンションに戻った頃には、完全に日も沈み真っ暗になってしまっていた。

「陛下! お帰りをお待ち申し上げていました。ご無事でなによりでございます」

 玄関を開けるなりエフィムの前にマカルが駆け寄ってきてひざまずいた。

(あ……チェーンが直ってる)

 マカルに壊された玄関のチェーンがいつの間にか元通りに戻っていた。

(どうやって直したんだろう……)

 などとぼんやり考えていると。

「――暁美殿っ!」
「は、はいっ!?」
「貴殿がお召になっているのは、まさかエフィム陛下のストールでは!? 古より王家に伝わる貴重な品……!」
「えっ!?」

 そう言えば、さっきエフィムが私に掛けてくれたストールがそのままだった。

「しかもそのストールは……っ!」
「マカル。一時的に貸しただけのことだ」

 エフィムが私の肩からストールを取り外し、再び自分の肩にかけた。ストールはまたふわりと優しく頬をかすめた。

(あ……寒い……)

 ストールを取られて初めて、あのストールがどれだけ暖かかったのかが分かった。外でストールがなかったエフィムはもっと寒かったのではないだろうか。

「マカル。この地の不可思議なものをマーケットでいろいろ買ってきた。調査せよ」
「はい。直ちに」

 マカルは大荷物を軽々と持ち上げ、部屋の奥に入った。

 夕食はマカルが用意してくれた。親切心でもなんでもなく、陛下に悪いものを食べさせないためだと明言されてしまった。
 味は……。

(なんか砂っぽい……)

 材料もよく分からず、マカルの料理が下手なのか、これがキンセイでも普通の食事なのかも分からなかったが、味がなく、私の口には合わなかった。だが、エフィムとマカルは黙々と食べていた。

 夕食後に風呂に入り、その後また一悶着があった。

「暁美殿。ベッドは陛下にお譲りになって、私は陛下をお守りするため寝室の床で眠るので、暁美殿は台所で眠っていただきたい」

 どうしてこの家の主人だけ台所で眠らなければいけないのか。これからの季節に備えて毛布はもう1枚用意しているものの、敷布団などはない。スレンダーなエフィムはともかく、大柄でがっしりとしたマカルこそフローリングの台所で寝ても平気そうだ。偏見か。

「よい。マカル、お前は体が丈夫だ。台所で寝ても平気であろう」

(ほら。エフィムだってそう言ってるじゃない)

「暁美をマカルと共に台所に寝かせるわけにはいかぬ」

(ほら。そりゃそうよ)

「暁美は私と共にベッドで眠るとよい」

(そうよ。――って、え……?)

「えーーーーーーーーーっ!?」

 思わぬ発言に大声を上げてしまった私にエフィムはトパーズ色の瞳を向けて微笑んだ。

「構わぬな? 暁美」
「か、構……っ」
「この屋敷の主たる暁美もそれで構わぬと言っておる。さあ、今宵はもう寝るぞ」

 そう言ってエフィムは軽々と私を抱き上げた。――え。お姫様抱っこ!?

「暁美殿。陛下からのご寵愛を賜ったからといって、陛下に余計な手出しをされるとそのお命はないものとお考えになりますよう」

 エフィムの肩ごしから、マカルの凍るような鋭い眼差しが見えた……。

 っていうか、この状況で手を出されるのは私のような気がするんですけどっ!



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一応、コメント1件もしくは拍手2つ以上が付いたら、
「読んでもらったもの」と判断して更新します。
なので拍手でいいので、拍手下さい(笑)

作者より
普段一人称でも三人称でも( )内に心情を書くということを
多分今までしたことがなかった気がします。
この作品が初めてのような…。
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~ Comment ~

こんばんは

ワクワクしながら 読んでます♪
しかも二人もイケメン金星人☆うれしい♪
暁美ちゃん どうなるのか
今後楽しみで~す

5話の予定が 10話に書いてくださりそうで
うれしいで~す

不思議なストールも 想像しちゃいました~
更新待ち遠しいですが
体調が一番大切です
ご無理ないように☆

NoTitle

人の家に押しかけておきながら、家主に台所で寝ろってひどい(笑)

リラ様

こんにちは。
コメントありがとうございました!
気に入っていただけて嬉しいですヾ(*´∀`*)ノ
私もイケメン金星人が書けて楽しいです。
リクエスト下さってありがとうございました!

ぼちぼちと更新していきます。
体調にまでお気遣いくださってありがとうございます。

くれもな様

コメントありがとうございます。

傍若無人な金星人です(笑)
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