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「★短編集3~10話までの作品(完結)」
キンセイから来た人(SFラブコメ) (全10話完結)

キンセイから来た人 第5話(ラブコメ・ファンタジー・全10話予定)

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抱き上げられた私の体はふわりと優しくベッドの上に降ろされた。

「暁美」

 そっと頬に触れる手は少しひんやりと感じた。トパーズ色の瞳に捕らえられ、ドキリとする。

「そなたは私が生い出(い)でし時に生まれし女性」
「え?」
「マカルに何か着るものでも貸してやってはくれぬか。我が祖国よりも太陽から遠く離れたこの地、我々には夜は厳しい」
「あ、じゃあ、毛布を……」

 先に言われた言葉の意味が分からないまま、私はベッドに置いていた毛布をマカルに持っていこうと立ち上がった。

「待て」
 
 突然後ろから抱きしめられ、私は身体が固まるのを感じた。

「すぐに戻ってきてくれ。私が寂しい」

(って、あなたが着るものでも貸してやってくれっていったんでしょーっ!?)

「あの! 隣なので。すぐそこなので。すぐ戻りますからっ!」

 背中でエフィムがクスッと笑ったのが分かった。え? からかわれただけ?
 抱きしめられていた腕が離され、私はエフィムを振り返らず、毛布を持ってそのままマカルのいるダイニングキッチンへ向かった。
 マカルはすでに台所で横になっていた。

(美形の外国人がうちの台所の床の上に寝ている……)

 なんだか、非常に違和感がある。

「あの、これ使ってください」

 私が毛布を差し出すと、マカルは上半身を起こした。

「ああ、これはありがたい。暁美殿のお心遣い心より感謝する」

 そう言ってマカルは微笑んだ。

(エフィムと同じ瞳だ――)

 そういえば、マカルが笑うところなんて初めて見た気がする。

「あなたの国では、あなたのようなトパーズ色の瞳の人が多いんですか?」
 
 マカルはその瞳を数回瞬きさせた。

「我々の国では皆この色の瞳と陛下と同じ色の髪である」
「皆、金色の髪なんですか?」

 エフィムの眩いほどの金色の髪を思い出す。国中の人があのような髪ならとても眩しそうだ。

「そうだ。私は黒髪で生まれてきたため異端児としてのけ者にされてきた。だが陛下はこのような私のことも忠臣として扱いお側に置いてくださっている」
「ああ。きっとマカルさんはそれだけ優秀なんですね」
「違う!」

 突然マカルが語気を強め、その勢いに私は驚いた。

「私の髪の色が陛下の運命の人と同じ髪の色だからだ」
「運命の人……」
「早く行け。陛下が待っておられる」

 それだけ言うとマカルは毛布をかぶり、こちらに背を向けて横たわってしまった。






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一応、コメント1件もしくは拍手2つ以上が付いたら、
「読んでもらったもの」と判断して更新します。
なので拍手でいいので、拍手下さい(笑)

作者より
やっと半分です。
なかなか進まなくてすみません。
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