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 ←キンセイから来た人 第10話(ラブコメ・ファンタジー・最終話) →神崎司 Episode 0 第2話(霊の見える俺様系物語)
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「★短編集11~30話までの作品(完結)」
神崎司 Episode 0       (全12話完結)

神崎司 Episode 0 第1話(霊の見える俺様系物語)

 ←キンセイから来た人 第10話(ラブコメ・ファンタジー・最終話) →神崎司 Episode 0 第2話(霊の見える俺様系物語)
 物心着く頃には、俺には「そいつら」が見えていた。
 多分、父や母の顔よりも先に、俺が一人でベビーベッドに寝ていた時にいつも遊んでくれていた楕円形の物体や三角の角を柔らかくした物体を認識していたと思う。
 父や母、友達には、「そいつら」が見えないらしい。
 そのことに気づいたのは幼稚園頃だったか。

「お前の足元にもいる」と言っても、幼稚園の友達は信じなかった。
「司くん、嘘つき。何もいないじゃん」

 俺が大人しい子どもだったのなら、その言葉に傷つき、泣き、登園拒否になっていたかもしれない。
 だが、あいにく、俺はその頃から気が強かった。

「いるって言ったらいるんだよ! お前らに見えないだけだ。ばーか!」
「なんだと!」

 殴りかかろうとするそいつの足元に四角い物体が飛んできて、そいつは俺の目の前で転んだ。

「あははは。ざまーみろ!」

 しかし、幼稚園の先生は俺を叱った。

「司くん。お友達に暴力をふるってはダメと何度も言っているでしょう!」
「僕は何もしてない! 丸いのとか四角いのとかが全部やってるんだ」
「司くん! 反省するどころか嘘をつくなんて! ちゃんとお友達にごめんなさいといいなさい!」
「嫌だ! 僕は何もしていない!」

 そういう時は母が呼ばれ、母が代わりに頭を下げた。父は仕事に忙しいふりをして明らかに俺から逃げていた。それは今も変わらない。

「大変申し訳ありません」

 頭を下げるのはいつも母の役割だった。

「神崎さん。いったいお宅ではどういう躾をなさっているのですか!? 平気で嘘をつくなんて」
「お言葉ですが、司は嘘をついたりはしません。司には本当に私たちの見えない何かが見えているんだと思います」

 母は俺の言うことを当たり前のように信じてくれていた。
 また、母はなんでもお見通しだった。
 夕食のつまみ食いやタンスに落書きしたのを「あいつら」のせいにしようとしたら、
「司! 自分のしたことはちゃんと素直に反省して謝りなさい!」といつも叱られた。

「お母さんにはあいつらは見えているの?」
「残念ながら、全然見えないわ。きっと司だけのお友達なのね。司の死んだおばあさんにも先祖の言葉が分かるという不思議な力があったから、それが遺伝したのかしら。でもね、司。彼らはいつもお友達でいるとは限らないのよ。もしかしたら、司の敵になるかもしれない。そのことを覚えておいてね」

 小学校に上がると、確かに「あいつら」にも種類があることに気づいた。
 俺と遊んでくれる奴の他、いろいろちょっかいを出して俺の邪魔をする奴もいた。
 また、他人にべっとりと付きまとっている奴もいた。もっとも本人は気づいていない。
 後に、そういう奴らは守護霊やら背後霊やらという名前であることを知った。
 人間を守ってくれたり、逆に悪意を持っていて害を与えたり、奴らの種類はいくらでもいるようだ。
 ただ害を与えるような奴はこの俺には近づいてこようとはしなかった。


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作者より
昨年書いた2つのショートショート読み切り
「ツイてない日? ツイてる日?」と、その続編
「スマートフォン」
に出てくる大学生俺様系大学生「神崎司」の物語です。
もし本編に興味を持っていただけたら、上の2作品も読んでいただけて、
ついでに拍手なんかもいただいたりしちゃったりすると嬉しいです。

本作1話目では、司はまだ幼稚園児~小学生ですが、
メインは高校生になってからです。

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