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 ←別館のお知らせ →神崎司 Episode 0 第9話(霊の見える俺様系物語)
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「★短編集11~30話までの作品(完結)」
神崎司 Episode 0       (全12話完結)

神崎司 Episode 0 第8話(霊の見える俺様系物語)

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 彩乃と別れたのは人も多い階段の上だったためか、翌日の新学期2日目には少なくとも高2全体に噂が広まったようだ。早速告白しに来た女子もいたが、特定の彼女を持つつもりは今のところはまだなく、丁重にお断りした。

 新学期3日目。実力テストも終わり通常の授業が始まった。窓から彩乃のクラスの女子が体育の授業でバレーボールをしているのがふと目に入った。彩乃にはまだあの黒い霊が憑いているのが分かった。
 そして、俺が彩乃と3度目の別れを知ることになったのはその翌日だった。
 彩乃が新学期3日目の下校時に車にひき逃げされて亡くなったのだ。

 新学期4日目の話題はもちろんそれ一色だった。「神崎司を振ると3日以内に殺される」などという噂も同時に流れたがそんなことはどうでもいい。
 俺は確信していた。
 あの黒い霊の仕業だ。
 あの時、無理にでもあの黒い霊を追い払っておけば……。いや、そもそも自分の力でそんなことができる霊だったのだろうか。だが、自分の力の限界は分からないとは言え、できる限りのことはすべきだった。
 俺は生まれて初めて自分の力が怖くなった。
 その後、ひき逃げ犯は捕まり、飲酒運転だったことが分かった。
 彩乃を殺したのは間違いなくそいつだ。だが、俺が黒い霊を追い払っておけば……。
 いや、そんなことを考え出すときりがない。

 彩乃の神式の葬儀・神葬祭は彩乃の父が神主を務める神社ではなく、彩乃の実家で執り行われた。神道では、死は穢れであるため、聖域である神社で神葬祭を執り行うことはほとんどないらしい。
 彩乃のクラスの全員と、1年の時の同じクラスだった全員が参列することとなり、俺も元彼氏としてではなく、元クラスメートとして参列した。
 

「なあ――」

 葬儀の帰り道、俺は成瀬美奈を見つけて声をかけた。

「お前、俺といて怖くねーの? 俺に霊が見えるのは小学生の頃から知ってるだろ? その上、俺を振ると3日以内に死ぬんだぜ」

 成瀬は呆れたような顔つきで俺を見た。

「何言ってんの。霊が見えるっていうのは知ってるけど、3日以内に死ぬっていうのはここ最近できた後付け設定じゃん。大体、仮にそれが本当だったら、私は怖いからって神崎を振れないでしょうが」
「……だな。まあ、怖いんなら遠慮せずに言えよ。俺から振ってやるから」
「それ言った時点で、私が振ったことになるような気もするんだけど」

 成瀬の俺に対する態度は今までどおりだった。彩乃の神葬祭に来て成瀬都こういう話をしたのは不謹慎だったかもしれないが、俺は成瀬のいつもの態度にちょっと安心感を覚えたのも事実だった。




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作者より
明けましておめでとうございます。
新年早々の記事がこの回ですみません…(汗)
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