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「★短編集11~30話までの作品(完結)」
神崎司 Episode 0       (全12話完結)

神崎司 Episode 0 第11話(最終話まで一挙掲載)

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「良かったら、お茶でも飲んでいかないかい? 力をコントロールする方法も教えてあげられるかもしれない」

 俺は神主に連れられ、部屋に入った。信用するつもりはなかった。ダメで元々だ。

「まずは自己紹介をしようか。私はこの神社の神主の富永敬司。君は?」
「……青葉高校の2年の神崎司」
「神崎司……いい名前だ。だがこの名前と霊能力で傷ついたこともあるだろう。クラスメートには話しづらいだろう。良かったらここで話していかないかい?」

 俺は霊が見えることは話し始め、黒い悪霊に取り憑かれていた彼女が数日後に事故死したことなど、少しずつ話し始めた。
 そして、今では、特定の女の子に限らず、男子でも女子でも、悪意を持った霊を見かけたら自力でなんとか助けたいという思いと。

「なるほど、確かに司くんの霊力は大きい。その力で下級霊は祓えるだろう。だが、人を死に追いやるほどの大きな霊は、今の司くんでは祓えない。かえってその霊を自分に引き寄せてしまうかもしれない。もし、今後そういうことがあったら、私のところへ連れてきて欲しい。助けられるかどうか分からないが、司くんを危険にさらすわけにはいかない」
「……分かった」

 富永さらに続けた。

「といっても、司くんには普通の悪霊はよってこないだろう。それは『神崎司』という名前がお守りになっているようだ」
「お守り……?」
「その理屈でいくと、見ず知らずの人でも、「神崎司」と自筆で書いたものを、守りたい相手に渡すと多少は効果があるだろう」

 自筆で名前を書いたもの……そういうものが役に立つとは思わなかったが、俺はどうしても聞いてみたいことがあった。

「神主さんは黒い大きな悪霊が憑いている人を見かけたことがありますか?」

 時田彩乃を死に追いやったあの悪霊。この人はそれが見えるのだろうか。
「……ああ。ある。だが私にはどうしようもできなかった」

 俺と一緒だ。彩乃を救うことができなかった。無念さが蘇る。

「ただ、この水流神社には神聖な泉がある。小さな泉だが泉の主として龍が棲んでいると伝わっている。どんな悪霊さえも近づけないほどの泉だ。この泉の水を使えばあるいは……」
「俺、またここに来てもいいですか?」

 富永は細い目をさらに細くして微笑んだ。

「もちろん。いつでもおいで。私で力になれることがあれば力を貸すよ」




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