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★読切!(ショートショート・短編) 高校生の恋愛・大人の恋愛・ ファンタジー等

読切? Win-Win恋愛ごっこ 2度とそんな口――

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「暑い~。ね、海斗、駅前に新しくカフェができたんだって。何か冷たいもの飲んで帰らない?」

 私は学校からの帰り道を一緒に歩いていた海斗に声をかけた。
 海斗と私はただの幼馴染だが、今は訳があって「付き合っているふり」をしている。
 海斗はモデル顔負けのルックスだが、女嫌いだ。他の女子を避けて受験勉強に専念するために付き合っているフリをしている。――そして私はある人物を見返してやるために。
 お互いの目的のためだけに、私たちは学校では『超ラブラブカップル』を演じている。

「アホか」

 海斗は手元の英語の問題集から目を離さないまま答えた。

「葵。俺ら受験生だぞ。そんな暇あるか」
「たまにはいいじゃん。海斗、志望校余裕なんでしょう?」
「お前が余裕じゃないだろうが」
「私は直前にぐっと伸びるタイプなの!」

 私は海斗の手から問題集をもぎ取った。

「あ! 何するんだ! 返せ!」
「あ、すごい。書き込みがいっぱい」

 奪い取った問題集を取り返されないように交わしながら問題集のページをめくってみると、そこにはマーカーで線を引くだけでなく赤や青のペンでぎっしりと書き込みされていた。

「ね。ね。涼しいカフェで美味しいもの食べたり飲んだりしながら勉強したらいいじゃん」
「そんな暇があったら、家に帰って物理やる。さっさと返せ」
「余裕ないなあ~。そんなに怖い? 一流大学落ちるの」

 海斗の目つきがキッと鋭くなった。思わず後ろに一歩下がると民家の塀に背中が当たる。そして海斗は左手を肩の高さで塀に叩きつけ、私の逃げ場はなくなった。

「あ、あの……。これ、返す……ね……?」
「二度と……そんな口きけないようにしてやる――」
「や……何……!? んん……!?」

 恐怖に目を閉じた瞬間、口いっぱいに甘いものが広がった。甘い……あんこ?

「んんんんんんー!?」
「学食特製あんぱん。今日昼に食おうと思ったけど余ったやつ。涼しいとこじゃないけど美味いもん食べながらお前も勉強しろ」

 口の中に押し込まれたあんぱんに呼吸ができず、なんとか両手で問題集を返そうとするとようやく海斗がそれを受け取ってくれた。

「うちの学食特性あんぱん、お前、好きだろ?」
「…………。うん。好き」




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作者より
「2度とこんな口きけないようにしてやる」と言うセリフを使った
枕をバンバンと叩きたくなるようなショートショートを書きたくて
あ、このシリーズで書いたらいいじゃんと思って書きました。
このシリーズ、コメディだったのね…(今更)
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~ Comment ~

読ませて頂きました!

短い文章で纏められて羨ましいです!
オチも良かったです(*^^*)
これからも頑張ってください

有明 憐夜様

ご訪問&コメントありがとうございました!
オチ良かったですか?ありがとうございます。嬉しいです。
これからもマイペースながら頑張りたいと思います。

コメントありがとうございました!

ほんと、ご無沙汰で申し訳ないです。

読みには来てたんですけど、コメント残してなくて、すみませんでした。

このシリーズ(読み切り第4位から3話・・拝読させていただきました)の女の子の『ある人物』が気になって仕方ありません。
海斗くんとラブラブになる前にフラれた相手かなー。
たしかそういう設定ですよね。
もう続かないのかな。大学バージョンも読んでみたいですー。

TAKU様

いえいえ、読んでいただけるだけで嬉しいです。ヾ(*´∀`*)ノ

そうですね、中学時代に付き合っていた相手なんですが、
それだけだとちょっと執念深い気もするのでプラス別の設定も考えています。

大学生になると普通に付き合うんじゃないかなあ。
「付き合うフリ」から実際に付き合うまでの段階は書いてみたいと思います。

コメントありがとうございました!

遊びにきました!

付き合っているフリ←私も前からこういうの書いてみたくて、
参考にさせていただきます!

女嫌いの海斗が相手を葵に選んだのは
たまたま幼馴染だったからか、
それとも別の感情があったりして。

ある人物って友だちか片思いの相手かな・・・

日向ソラ様

ご訪問ありがとうございます!
こういう設定のお話を書きたいと思っていらっしゃるんですね。
完成したらぜひぜひ読ませていただきたいです!
もう、どんどん、参考になさってください。

書かれていない部分は、他の作品で書いている部分もあるんですが、
基本的には想像にお任せします(笑)
ということで、ご自由にお考えなさってください♪

ご訪問&コメントありがとうございました!
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