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デス・フィアンセ~死神の婚約者

デス・フィアンセ~死神の婚約者 第16話

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「もうしばらく学校は休むが…何かあったらすぐ俺を呼べ。――昨日はお前の憧れの先輩から告白されたようだが?」

 輝夜は慌てて紫仙を見上げた。

「私、断ったから! 付き合う気はないってはっきり言ったから! だから、先輩を殺さないで!」
「……そこまで強くかばい立てされると、殺してやりたくなるな」
「そんな!」

 焦る輝夜を見て紫仙は少し笑った。

「冗談だ。殺さない。――今のところはな」
「今のところは、じゃなくて! 殺さないって約束してください! お願いします!」
「……そんなに奴が好きなのか?」
「違います! 先輩だけじゃなくて! 私に関わる人をもう誰も殺さないで欲しいんです!」

 輝夜は必死だった。もう自分のせいで誰も死んでもらいたくない。そう思っていた。

「それは約束できないな」
「どうして!?」
「第一に、前みたいにお前が不良などに絡まれた場合。俺は容赦なくそいつを殺す」
「何も殺さなくても……!」
「それが嫌なら、俺の側から離れるな。俺がお前を危険な目に合わせない」

 そう言って紫仙は冷たい手で輝夜の頭を撫でた。

「はい……」

 輝夜は大人しくうなずいた。

「第二に、本来の寿命が来た場合。例えばお前の母親が死にかけているからと言って、毎回延命していたら200歳でも300歳でも生きる化物になってしまう」
「……はい」

 再び輝夜はうなずいた。だが、実際に両親や友人が死にかけている時、助ける力があるのに黙って見ていられる自信はなかった。 

「……まあお前も本来の寿命は6歳までだったし、先日の妊婦と胎児もあの日に死ぬ予定だったから、多少の例外はあるにしても」

 紫仙がそう付け加えた。

「第三に……」
「まだあるんですか!?」

 あまりのたくさんの条件に驚く輝夜を無視して、紫仙は続けた。

「お前の17歳の誕生日が来ても、お前が俺になびかなかった場合。周囲の人間を全員殺してお前を孤独にさせてでも」
「それはないです!」

 紫仙の言葉を遮って輝夜が言った。

「私がロードになびかないなんてことは、ないです」

 何度もロードに助けられ、自分の生命エネルギーを削ってまで母子を助けてくれたロードに、以前のような嫌悪感はもうなかった。
 紫仙は輝夜の言葉にちょっと驚いた表情を見せたが、それはすぐに微笑みに変わった。

「では、第三の場合はないな」
「はい」





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お待たせしてしまい、申し訳ありません。
まだまだ続きます!
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