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デス・フィアンセ2

デス・フィアンセ2 第1話 

 ←(物書きの独り言)つくづく長編に向いていない(´・ω・`) →読切!ミナミの休日(高校生の恋愛・大阪ローカルネタ)
 月影輝夜(つきかげかぐや)は、幼い頃、死神・ロードに命を救ってもらった。
 自分が17歳になった時、ロードの花嫁になることを条件に……。
 全身を覆う黒いマントの下には醜い骸骨の姿、そして人を殺すことを躊躇しないロードに輝夜は嫌悪感を覚えたが、何度もロードに救われ、そして、事故に巻き込まれた無関係の妊婦とその子どもを自ら瀕死の状態になりながらも救ってくれたロードに、輝夜はいつしか好意を抱くようになった。
 17歳の誕生日、輝夜が人間でいられる最後の日、輝夜は覚悟を決めてロードの家へ向かった。
 死神の花嫁になるためには、一度死ななくてはならない。
 輝夜はロードが用意した毒薬を飲もうとした。
 ……でも飲めなかった。
 死ぬことが、そして自分が死神になることが怖かった。
 そんな輝夜を責めることなく、ロードは、輝夜の心の準備ができるまで待つと言ってくれた。
 輝夜の左手の薬指には、黒く輝く宝石の指輪。
 死神と輝夜自身にしか見えないというその指輪は、死神の婚約指輪だった。


 ロードは相変わらず「紫仙紳一(しせんしんいち)」として、人間の姿で輝夜のクラスの担任及び英語教師を続けていた。
 紫仙姿のロードは、モデル並みの身長と容姿に加え、分かりやすい授業で女子生徒の憧れの的である。
 休憩時間も放課後も、いつも女子生徒たちが取り囲んでいるので、輝夜は学校ではロードと、いや紫仙と会話することはほとんどなかった。
 だが、17歳の誕生日が過ぎてからは、輝夜のテニス部の活動が終わった後、学校から少し離れた場所で待ち合わせて、紫仙姿のロード運転する車で、ロードが輝夜のために用意したという「新居」に訪れるようになった。

「ロード!」

 ロードの家に入るなり、輝夜が言った。

「どうした?」

 輝夜の勢いにちょっと驚いた様子で紫仙が答える。

「ロード、いつも私に気を遣って、私の前では紫仙先生の姿でいてくれるじゃないですか。でも、人間の姿でいるのって、エネルギーが必要なんでしょう?この家にいる間は、普段の、黒いマント姿でいてください! 私、平気…」

 私、平気だから!
 そう言おうとした瞬間、ロードが全身黒マント姿に戻った。

「…………!」

 フードに覆われ、中の骸骨の顔は見えないが、それが一層不気味さを煽る。
 もう平気だと思っていた。だが、輝夜は無意識に一歩後ずさりしてしまった。
 肉も皮膚もない骨だけの冷たくて硬い手が輝夜の頬に触れる。思わず顔がこわばるのを感じた。
 ふっとロードが紫仙の姿に戻った。頬に触れる手の冷たさは同じだが、肌の柔らかさが感じられる。

「平気じゃないじゃないか」
「……ごめんなさい、私……。でも、私、慣れますから! だから…っ!」
「慣れなくていい。お前を怯えさせるつもりはない。――それに」

 紫仙は冷たい唇を輝夜の唇にそっと軽く重ねた。

「――キスも人間の姿の方がしやすい」

 そう言って紫仙は再び輝夜の唇にキスをした。二度目のキスはもっと深く甘いキスだった。





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作者より。
第2章です。
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~ Comment ~

NoTitle

もおおおおおおお~~~ロードってば、ロードってば!!!!
甘々じゃないですか!!!

死神のくせに、完全に輝夜ちゃんに骨抜き……って、骨しかないだろ!!!……って、ツッコミを入れたいぐらいです。
ツンデレだったのが、今やデレデレ!!!

たった17歳の女の子がコワくないわけないじゃないですか~~~
でも、それを一生懸命、受け入れようとする気持ちがいじらしい……ロードじゃなくて、これは……デレる!!!



でも、今はこんなにラブラブで幸せモードなのは……後で二人の前にとんでもない試練が現れるのでしょうか。

真守様

アップするとき自分で読み返して、甘々だなあと思いました(笑)
>骨抜き……って、骨しかないだろ!!!
に大ウケしました。確かに!

第2章読み返しましたが、とんでもない試練というほどのものでもないかも…汗
結構サクッと終わるので、第3章と合体させようかな…

コメントありがとうございました!

不思議ですね
血も肉もない骸骨なのに、なぜかそれが優しく見える(^^)
人間の姿のロードよりも、骸骨の時の方がカッコよく思えたりします。

うさぎ様

コメントありがとうございます!
うさぎさんのコメントに、私もロードも喜びのあまり、小躍りしております!

骸骨の時の方がカッコよく思ってくださってありがとうございます。
骸骨の方が本来の姿なわけなので、そう思っていただけるのはとても嬉しいですヾ(*´∀`*)ノ

コメントありがとうございました!
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