デス・フィアンセ2

デス・フィアンセ2 第5話

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 翌日、輝夜は学校を休んで、一人助かった広美の入院先へお見舞いに行った。

「輝夜! 来てくれたのね。ありがとう!」

 足を骨折したという広美にはお花の世話も大変だろうからと思い、代わりに洋菓子を買って行った。

「広美…。ごめんなさい…私…」

 なんと言っていいのか言葉が出てこなかった。

「やだ、なんで輝夜が謝るの。むしろ、一緒にいたのに一人生き残った私の方が…」

 広美が声を詰まらせる。いつも笑顔で、中学校ではお笑いポジション担当だった広美の目に涙が浮かんだ。

「輝夜、来なくて良かったよ。本当に!」

 涙で潤む瞳のまま広美は笑顔を見せた。

「でも……私は……」
「私なんて……見ちゃったもん。琴子と優子の……なんていうか……その無残な姿を…」
「…………!」

 ニュースでは放送されなかったが、2人の遺体は酷いものだったのか…。

「でも2人とも…即死だったから…。痛みも恐怖もなかったんだと思う…」

 広美はそう付け加えた。

「二人ずつ座るジェットコースターで、琴子と優子が前に座って、私が怖いからって後ろに座らせてもらって……。怖いなんて言わずに前に座ってたら、琴子か優子かどっちか助かってたのに……。私のせいなの」
「広美のせいじゃないよ!」

 広美のせいじゃない。助けられたとしたら、それは私だけだった。でも助けられなかった。

「ごめんなさい……」

 輝夜の瞳からも涙が落ちる。

「輝夜は運が良かったんだよ。泣かないで。琴子も優子も天国で輝夜のせいじゃないって思ってるよ」

 そうだろうか……。自分を死の世界に連れて行ったのが輝夜の婚約者の死神だと知れば怒るんじゃないだろうか…。

 広美と2人でいっぱい泣いた。
 広美は自分のせいだと思いつめているようだった。
 違うのに……。私がキャンセルの電話をかけた時、4人で集まること自体別の日にしようって提案すれば良かったのに。
 だが、ロードの言葉を思い出した。
 
 ――他の関係のない人間が2人死ねば、お前は満足だったのか?――

  私はどうすれば良かったんだろう…。




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なので拍手でいいので、拍手下さい(笑)

作者より
ちょっと悲しいシーンが続きます。。。
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~ Comment ~

Sha-Laさん ただいまです今晩は~

何れにしても 二人の人間が死に

それを知りつつも何もできないことに

輝夜は 悩むのでしょうか?

残酷なものですね そんなさだめは

哀しいです



フラメント様

こんばんは。おかえりなさいませ^^

亡くなった人を生き返らせることはできないけど、
一応「救い」のようなものは用意していますので
輝夜には立ち直って欲しいです。

コメントありがとうございました!
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