デス・フィアンセ2

デス・フィアンセ2 第7話

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 家に帰り、着替えてベッドの上で泣いている内に、いつの間にか寝てしまったらしい、気づくと夜の6時だった。

「……ロード」

 スッと紫仙姿のロードが現れた。昨日・今日と学校へ行かなかったから、2日ぶりだ。

「どうした?」
「ロードはどうして死神になったの?」
「……俺は元は中世ヨーロッパの騎士だった。剣が強く、敵の兵士たちからは『死神』として恐れられていた。だが、その剣で敵に殺された後、本物の死神の手によって、死神として蘇った」
「じゃあ、元々、人を殺すのに慣れていたんですね?」

 紫仙はそれには答えず、逆に輝夜に問い返した。

「俺が最初に無の世界へ連れて行った死者は誰だったと思う?」
「……敵の兵士ですか?」


 紫仙は少し沈黙し、答えた。

「俺の恋人だ」

 輝夜は驚いてロードの、紫仙の顔を見上げた。紫仙は悲しみの表情を浮かべるでもなく、いつもの冷静な表情だった。
「当時、ヨーロッパでは魔女狩りが盛んだった。彼女はもちろん魔女などではなく普通の女だったが、当時の女にしては珍しく、医学を研究していた。だが、彼女が薬草で調合した薬を飲んだ者が死んだことから、魔女として捉えられ、殺された」
「そんな…! ロードの力で生き返らせたり……死神の花嫁にしようとは思わなかったんですか?」
「魔女狩りで殺されたはずの人間が生き返ったら、それこそ魔女だと騒がれるだろう」

 紫仙は苦笑してそう言った。

「それに当時の俺はまだ階級が低く、治癒能力も死にかけた人間を生き返らせる能力もなかった。花嫁を持てる死神にもある程度の階級が必要だ」

 そう言えば、死神には階級があり、階級が低いと使える能力も少ないと聞いていた。




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作者より
過去話、もう少し続くかもしれません。
というほど続かないかもしれません。
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~ Comment ~

NoTitle

第2章、拝読しています^^*
ロードさんの過去が騎士だったとは!
でも恋人の手にかかって死んでしまうと言う悲劇。彼にも辛い過去があったのですね。

そして輝夜さんもまた辛い状況ですね。
ロードさんに心が傾きかけているのに、彼が外見だけでなく本当の死神だと言う現実の厳しさに翻弄されてしまう…。
この二人が結ばれる時には、どうか幸せになってほしいなと思います。


hilo様

こんにちは。体調不良でコメント返信が遅くなり申し訳ありません。
ロードも辛い過去があったというのをわかっていただけて嬉しいです。
輝夜も辛い立場ですね。

いつも読んでくださり、コメントも頂いて本当にありがとうございます!
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